商店街の世話役は商売が苦手
衰退に歯止めがかからない商店街の世話役ほど大変なものはありません。
自分の店の心配だけでも精いっぱいなので、商店街全体の世話役になることは誰もが敬遠しがちです。
しかし一方では、商店街の世話役に積極的に取り組む店主も意外に多く存在しています。
そして、このような店主たちの努力によって、商店街の様々な行事はうまく運営されているのです。
ところが往々にして、世話役の店は、他店に比べてあまり繁盛していない場合が多いのです。
人には誰でも得意不得意があり、商売をすることよりも世話役をすることの方が、はるかに能力を発揮できる人もいます。
いくら世話役が好きであっても、一人の力では、商店街を取り巻く様々な環境の変化に、商店街と言う組織全体を対応させる事は難しく、日本の多くの商店街は衰退を余儀なくされているのです。
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