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2012年11月19日 (月)

ソラマチ商店街「接触・引き込み・回遊型店」③

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2012年5月22日に開業した「東京スカイツリー」。開業から約5ヵ月が立ちますが、当初の関係者の予想を上回る集客数が続き、いまやすっかり日本を代表する観光名所となっています。
巨大な電波塔である「スカイツリー」もさることながら、その足もとには312店舗(開業時)の大商業施設「東京ソラマチ」が存在しています。
いったいどんな店が出店しているのか?「東京ソラマチ」に客が引き付けられるのはなぜなのか? その店舗と接客を観察してみましょう。

■ソラマチ商店街 その4「接触・引き込み・回遊型店」
※各店の分析に関しては、今後も追跡調査を続け、随時修正し更新していきます。
イーストヤード1階に位置する全長約120mの通路に、食品、雑貨、カフェなどの店35店舗が並んでいます。ここは押上駅からスカイツリー本体に向かう通路の役割を果たしている、大変通行量の多い好立地です。この立地に恵まれた「ソラマチ商店街」にはいったいどんな構造の店が出店し、どんな接客をしているのでしょうか?「ソラマチ商店街」の動向は、これからの繁盛店の傾向を探るための大きなヒントを提供してくれそうです。

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私達は、店を分析するために、「商品空間」「店員空間」「客空間」の三空間のレイアウトの仕方によって4つの構造に分類しています。
1.接触型店        
2.引き込み型店
3.引き込み・回遊型店   
4.接触・引き込み・回遊型店

店の構造は、扱い商品、販売方法などと深い関係を持ち、店員(販売員)の接客アクションを左右する非常に大切なものです。35店舗の店を4つの構造に分類してみるだけでも、大変興味深い事実が見えてきます。

4.接触・引き込み・回遊型店

■店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店
「接触・引き込み・回遊型店」とは、店頭に「商品空間」を置き、店内に回遊型の「商品空間」と「客空間」を用意している店です。「店員空間がない」タイプの店は、「店員空間」と「客空間」が重なっているために、店員(販売員)は客のそばに立って側面販売を行います。店員(販売員)の客を遠ざけるアクションが生じやすい店です。

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■店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
「接触・引き込み・回遊型店」とは、店頭に「商品空間」を置き、店内に回遊型の「商品空間」と「客空間」を用意している店です。
「店員空間がある」タイプの店は、店内に明確なレジカウンター(店員空間)がつくられていることが多く、「セルフ販売方式」を行います。店員(販売員)は注文されてから接客を開始するので、客を遠ざけるアクションが生じにくい店です。

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●アンパンマンキッズコレクション (キャラクター)  ㈱バンダイ
  店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
                  ・・・東京スカイツリーソラマチ商店街

この店は、一見、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」にも見えますが、通路に面した左側の接触部分に商品空間を設計して商品も陳列していることから、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」に分類します。
セルフ販売方式を採用した店のために、誰でもが気軽に入ることができますが、店員(販売員)が店頭の商品空間のそばに出てきて、陳列の整理をしながら呼び込みをかけたりした場合には、セルフ販売方式の店では無く接客を受ける店なのではないか?と客に思わせ、返って客を遠ざけやすい店員のアクションとなっています。
しかし、あくまでもセルフ販売方式の店であることから、何人かの客が店内に入ってサクラパワーが生じると、大変入りやすい店となります。通行量の非常に多いソラマチ商店街の場合は、接触部分の商品空間をもっと充実させることによって、より一層入りやすい店となることが想像されます。

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●たまゆら バイ アナヒータストーンズ (アクセサリー/ジュエリー) ㈱めのや
   店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
                  ・・・東京スカイツリーソラマチ商店街

この店は、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」で、セルフ販売方式の店です。1~2名の店員(販売員)が、常に回遊通路に出て商品の補充や陳列の整理などをしていますが、接客を開始するなどの、客を遠ざける店員のアクションは行っていません。そのために誰でもが気軽に店内を回遊して冷やかすことができます。またその様子が通路から良く見通せるために、常になわばりが解除され、入りやすい店というイメージが訴求されています。

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Tamayura



kissora (革製品)  ㈱東京デリカ

 
店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
                 ・・・東京スカイツリーソラマチ商店街

この店は、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」で、セルフ販売方式を採用した店です。セルフ販売方式の店であるということに加えて、店員(販売員)は店員空間の中で作業中のアクションや、回遊通路に出て商品陳列の整理中のアクションをしていますので、店全体のなわばりは常に解除されています。そして、何人かの客が店頭の商品を検討したり、店内を回遊したりすることによって、サクラパワー現象が生じ、より一層通行客を引きつけています。

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次回も引き続き、ソラマチ商店街の「接触・引き込み・回遊型店」を分析します。

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