2017年5月26日 (金)

(41)「相手を動かさないように自分が動くと下手になる(その1)」

こんにちは。

大抵の人は、相手に対して下手(したて)に出ると、相手になめられたり、相手をつけ上がらせたリしてしまうので、見知らぬ人にはむやみに下手に出てはいけないと考えています。

しかし、ほとんどの人が「
下手(したて)なアクション」に動かされるので、よく知っている人も全く知らない人も含めて、相手を動かそうとする場合には、意識的に「下手(したて)なアクション」を行うことが有効なのです。

だから、売れるセールスマンや営業マンや店員は、「
下手(したて)なアクション」をして、相手を上手(うわて)な立場にすることがうまいのです。

威張りくさった、つまり「
上手(うわて)なアクション」をしているにもかかわらず、よく売れるセールスマンや営業マンや店員にはお目にかかったことがありません。

かつての、行政のカウンターの公務員やJR(国鉄)の職員は、「
上手(うわて)なアクション」をしていたが故に、威張って仕事をしているように感じられたのです。

現在は、どちらも目を見張るほどサービスが良くなったと感じるのは、「
下手(したて)なアクション」をして、利用者を上手(うわて)な立場にさせてくれるからです。

サービス業に不可欠な「
お辞儀アクション」と「うなずきアクション」と「案内アクション」は、一瞬にしてお客様を上手(うわて)な立場にすることができる「接客三大アクション」なのです。

さて今日は、「相手よりも自分の方がたくさん動くと下手な立場になれる」というお話です。


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(41)相手を動かさないように自分が動くと下手になる

よく動く人とあまり動かない人では、どちらが偉いのでしょうか。

実は、私たちは、あまり動かない人の方が上位者だと感じます。

例えば、王様や貴族や社長は遊んでいるばかりでさっぱり働きません。

それに対して死ぬほど働かされるのはいつも貧しい労働者です。

 

23_4


前にも説明しましたが、権力者は基本的にサービスを受ける側なので何もしないでリラックスしていればそれでよく、あれこれお世話するのが下々の者の役目なのです。

どんな生き物も、できるだけ少ないエネルギーで生きることを目指しています。


↓「それは私が!」というときの立ち方(1)…下手イメージを強調する


23_1

つまり私たち人間も、根底では、できるだけ働かないで、楽をして暮らしたいと感じているのですが、その感覚が非常に強いために、私たちはよく働いている人を見ると、あたかもその人の地位が低いように感じてしまうことがあります。


↓「それは私が!」というときの立ち方(2)…下手イメージを強調する

23_2_2


例えば、食事のときにお代わりに気を配ったり、お茶やお酒を注いだり、小まめに空いた皿を下げる人は、あたかも同席している人に対してへりくだっているような感じを与えます。

ホームパーティーで主婦が席の温まるいとまもなく働くと、まるでお手伝いさんのように感じられてしまう原因はここにあるのです。

次回の、(41)「相手を動かさないように自分が動くと下手になる(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

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